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不動産売買仲介のインセンティブってどれくらい?大手不動産会社毎の平均年収も公開!

2023.09.19

  • コラム

寅田 匠輝

不動産売買仲介といえば、高インセンティブで頑張れば稼げる職業!というイメージが強いのではないでしょうか?

ですが実際には不動産業界で働いていなければどれくらい稼げるか、それに伴ってどれくらいの業務をこなすべきなのかという具体的な数字は見えてこないと思います。
そこで今回は、実際に不動産売買仲介業ではどれくらいのインセンティブが一般的でどれだけ頑張ればどれほど稼げるか、そして高コミッションのおすすめサービスも併せて紹介していきます。

そもそもインセンティブとは?

インセンティブの始まりとどんな時に使われるのかを説明

そもそもよく耳にして使っているインセンティブという言葉は励ますという意味のラテン語「 incentivus 」を語源とする英単語「incentive」から来ています。

この言葉は行動を起こさせるための動機、刺激、誘発などの意味を持つ言葉で、ビジネスシーンにおいては目標などを達成した際の報奨金(ノルマ達成で〇〇円のインセンティブ等)やその報奨金の割合(成約案件の利益から〇〇%のインセンティブ等)として使われるようになりました。

日本でのインセンティブ制度の普及はバブル崩壊後の1990年代頃で、高度経済成長を経てバブル期を迎え終身雇用、年功序列で自然に給与が上がるといった時代がバブル崩壊とともに崩れ、企業にも抜本的な組織変革が求められたことにより、人件費のコスト削減及び適正化を図るために成果報酬給与体系やインセンティブ制度という仕組みが日本企業にも広がる事で普及したといわれています。

どれだけ仕事をしても給与が上がらない、評価されない、勤続年数が全てといった企業が多かった時代から頑張りに応じて給与が上がる、実績に応じた報酬を得られるという企業が増えた事により企業と社員のモチベーション向上にも一役買っているのがビジネスにおけるインセンティブ制度といえます。

不動産売買仲介のインセンティブはどのようなもの?

不動産売買仲介の仲介手数料は上限金額が決められている

不動産売買仲介は売買価格に対しての割合で仲介手数料を受け取る事により利益を得ます。この仲介手数料は宅建業法による上限金額が定められており、以下の表の通りそれ以上の金額を受け取ることはできないようになっています。

売買価格仲介手数料計算式
100万円55,000円100万円×5%+消費税
200万円110,000円200万円×5%+消費税
400万円198,000円400万円×4%+20,000円+消費税
800万円330,000円800万円×3%+60,000円+消費税
1,600万円594,000円1,600万円×3%+60,000円+消費税
3,200万円1,122,000円3,200万円×3%+60,000円+消費税
6,400万円2,178,000円6,400万円×3%+60,000円+消費税
12,800万円4,290,000円12,800万円×3%+60,000円+消費税

参考:国土交通省「宅地建物取引業法関係」

上記のように、売買価格に応じた仲介手数料から会社ごとに定められた割合で従業員に支払いが行われるのが一般的な不動産売買仲介のインセンティブになります。

平均的なインセンティブは5~15%、高い所で20%ほどが相場となっています。
数値としては大きくないように感じられますが、これは通常の不動産売買仲介会社では固定給と成約時のインセンティブが給与として支払われる事に起因しています。

そしてこれは先述の5~15%という数字にも表れており、固定給が高い会社ではインセンティブは低めに、逆にインセンティブが大きい会社では固定給が低く設定されている傾向にあります。
それでは、インセンティブの割合に応じた報酬額を見ていきましょう。

仲介手数料(税込)5%の報酬額10%の報酬額15%の報酬額20%の報酬額
594,000円29,700円59,400円89,100円118,800円
1,122,000円56,100円112,200円168,300円224,400円
2,178,000円108,900円217,800円326,700円435,600円
4,290,000円214,500円429,000円643,500円858,000円

これは一長一短で、成約をとれなかった、成約した取引の売買金額が大きくなかったとしても安定した給与がほしい場合は固定給が高い会社、逆に固定給が低くても成約件数や、取引金額が大きい取引をとって大きくインセンティブで稼ぎたい場合は固定給が低くインセンティブの割合が大きい会社を選ぶといいでしょう。

大手不動産仲介会社毎の給与の仕組み

ここまでは仲介手数料やインセンティブ率に応じた報酬額について解説してきました。
あの大手不動産会社ではどのくらい稼げるんだろう?と気になる方のため、大手不動産仲介会社それぞれの給与の仕組みについてもご紹介していきます。

住友不動産販売

住友不動産販売の平均年収は820万円となっており、最も高いインセンティブ率は30%となっています。
年齢や性別、学歴は関係なく営業の実績に応じてインセンティブが支給されるので誰でも高収入を受け取れる可能性がありますが、もちろん勤続年数や年齢に応じた基本給なども存在します。

年代平均年収平均月給平均ボーナス
20〜24歳382.9万円25.5万円76.7万円
25〜29歳537.2万円35.8万円107.6万円
30〜34歳635.6万円42.4万円127.3万円
35〜39歳716.4万円47.7万円143.5万円
40〜44歳781.4万円52.1万円156.6万円
45〜49歳812.4万円52.7万円158.4万円
50〜54歳812.4万円54.1万円162.7万円
55〜59歳730.3万円48.7万円146.3万円
60〜64歳544万円36.3万円109万円

参考:リアルエステートWORKS「住友不動産は年収2000万円を目指せる?平均年収や向いている人の特徴」

三井不動産リアルティ

三井不動産リアルティの平均年収は520万円前後とされており、最高年収でも1,050万円となっています。
同社では年に2回の賞与が支給されているとのことで、具体的な金額までは明らかではありませんでしたが、新卒1年目の賞与は4万円との投稿がありました。

参考:openwork「三井不動産リアルティの年収・給与制度」

東急リバブル

東急リバブルは非上場の企業のため詳細な平均年収は公開されていませんが、平均年収500万円前後とされていますが、もともとは東証一部に上場しており確認可能な最後の有価証券報告書(2012年時点)では平均年収636万円でした。

年代平均年収平均月給平均ボーナス
20〜24歳369.6万円24.6万円74.0万円
25〜29歳518.6万円34.6万円103.9万円
30〜34歳613.5万円40.9万円122.9万円
35〜39歳691.5万円46.1万円138.5万円
40〜44歳754.3万円50.3万円151.1万円
45〜49歳763.2万円50.9万円152.9万円
50〜54歳784.1万円52.3万円157.1万円
55〜59歳704.9万円47.0万円141.2万円
60〜64歳525.1万円35.0万円105.2万円

オープンハウス

オープンハウスの営業職は入社2年目で平均年収630万円、入社5年目の平均年収は1,025万円とかなりの高収入を狙える企業となっています。
オープンハウスの特徴として3ヶ月毎に昇進昇格のチャンスがあり、昇進すれば年収が上がることはもちろん数人の部下を持ちチームとして活躍することができます。

参考:OPEN HOUSE GROUP「中途採用(不動産営業)

年代平均年収平均月給平均ボーナス
20〜24歳413.3万円28.6万円69.9万円
25〜29歳543.8万円37.6万円92.0万円
30〜34歳631.9万円43.7万円106.9万円
35〜39歳708.0万円49.0万円119.8万円
40〜44歳769.5万円53.3万円130.2万円
45〜49歳753.4万円52.2万円127.5万円
50〜54歳779.6万円54.0万円131.9万円
55〜59歳722.5万円50.0万円122.3万円
60〜64歳581.4万円40.3万円98.4万円

不動産売買仲介をするなら不動産エージェント「FINSTAR AGENT」

株式会社フィンスターが運営する不動産エージェントサービス「FINSTAR AGENT」

不動産売買仲介では会社に属して勤務するというのが今まででのスタンダードな働き方ですが、大きい給与と引き換えに超過残業や休日出勤、厳しいノルマを設けられているケースが非常に多く見られます。
しかし現在では、新しい働き方として不動産エージェントというスタイルが普及し始めています。

現在日本の不動産仲介業では「不動産仲介会社があり、会社内に営業担当者がいる」というスタイルですが、このスタイルとは異なり、「母体としてのエージェント会社はあるが個々人が個人事業主として営業活動を行う」というスタイルが不動産エージェントとなります。

この不動産エージェントという働き方は従来の不動産売買仲介営業職と比較して大きいメリットをもたらします。

不動産エージェントでは自身の裁量で自由な働き方ができるため、働く時間数を減らすこともでき、もちろんノルマなどのプレッシャーも存在しません。そのため従来の不動産仲介業社勤務による「ノルマや長時間勤務」から解放されワークライフバランスを保った働き方が可能です。

また今回一番お伝えしたいのが報酬が大きいという点です。
前述の通り従来の不動産売買仲介営業職では売買金額の利益に対して5〜15%、最大でも20%ほどのインセンティブが相場となっていますが、不動産エージェントの場合、売買金額の利益に対して80%の報酬を受け取れる不動産エージェント会社もあり、収入を大きくUPできる可能性を秘めています。

そして今回紹介する「FINSTAR AGENT」こそが報酬率80%という高コミッションを誇る不動産エージェント会社です。

FINSTAR AGENTは2016年設立の不動産事業社、株式会社フィンスターが展開する不動産エージェントサービスとなっています。
仲介業務では切っても切り離せない契約書の作成や重要事項説明書の読み上げなどのバックオフィス業務はFINSTAR AGENTが完全サポートを行い、進捗管理やサポートチームとのコミュニケーションツールとして独自の管理システム「FINSTAR CRM」を独自開発しており、抜群の働きやすさが特徴です。

給与形態は個人事業主契約の固定給なしではありますが、そもそも取引に関した実業務時間を除けば勤務による拘束は一切ないので、副業としても登録可能で、それでいてこの高コミッションとなっているので自身のやる気と技能次第で大きな収入を得ることができます。

以下の表では、同じ仲介手数料で従来の不動産仲介会社でインセンティブを得た時とFINSTAR AGENTで受け取れる報酬額を比較した表となります。

仲介手数料(税込)10%の報酬額15%の報酬額20%の報酬額FINSTAR AGENT
594,000円59,400円89,100円118,800円475,200円
1,122,000円112,200円168,300円224,400円897,600円
2,178,000円217,800円326,700円435,600円1,742,400円
4,290,000円429,000円643,500円858,000円3,432,000円

インセンティブの大きい不動産売買仲介の業界に飛び込みたいと思っている方はもちろんのこと、今の会社より大きく収入を伸ばしたい、私生活とのバランスをもっと整えたいという不動産業界の方も是非「FINSTAR AGENT」で不動産エージェントとして働いてみてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は不動産売買仲介におけるインセンティブの大まかな仕組みとおすすめの高コミッション不動産エージェントサービス「FINSTAR AGENT」を紹介させていただきました。

インセンティブが大きい会社を選びたいと思いこの記事にたどり着いた方も多いかと思います。
FINSTAR AGENTでは随時オンライン説明会を開催していますので、お気軽に問合せしてみてはいかがでしょうか?