【2025年版】不動産エージェントサービスを徹底比較!選び方のポイントやメリット・デメリットも解説

作成日時: 2023.04.21 更新日時: 2025.06.18
  • コラム

FINSTAR AGENT編集部

近年、不動産業界において注目を集めているのが、「不動産エージェント」という働き方です。

従来の不動産会社の正社員と比較して、自由度の高い働き方と成果に応じた報酬体系が魅力とされ、経験者だけでなく未経験からチャレンジする人も増えています。

この記事では、不動産エージェントという働き方の実態、メリット・デメリットを深掘りし、国内の主要な不動産エージェントサービスを客観的な視点から比較します。

さらに、ご自身に合ったサービスを選ぶためのポイントも解説しますので、不動産エージェントとしてのキャリアを検討している方はぜひ参考にしてください。

不動産エージェントとは?一般的な仲介会社との働き方を比較

不動産エージェントとは?一般的な仲介会社との働き方を比較
不動産エージェントとは、特定の不動産会社に正社員として雇用されるのではなく、業務委託契約を結び、個人の裁量で不動産の売買仲介や賃貸仲介などの業務を行うプロフェッショナルを指します。

買い手・売り手や貸主・借主をマッチングさせ、契約に至るまでのプロセスをサポートするのが主な役割です。

一般的な仲介会社との働き方の違いを以下の表にまとめましたので、比較してみましょう。

  一般的な仲介会社 不動産エージェント
契約形態 雇用契約 業務委託契約
報酬体系 固定給+歩合級(歩合率低め) 完全歩合制(歩合率高め)
報酬率の目安 仲介手数料の数%〜10%程度 仲介手数料の50%〜90%程度
ノルマ あり(多い) なし
出社義務 あり なし
働き方 会社の指示・ルールに従う 自身の裁量で事由に活動

不動産エージェントは、一般的な正社員とは異なり、雇用契約ではなく業務委託契約で活動します。

そのため、固定給はなく完全歩合制での報酬体系となり、成果に応じて収入が大きく変動するのが特徴です。

出社義務やノルマがない自由な働き方が可能な一方で、自ら集客やスケジュール管理を行う必要があり、自己管理能力が求められる点も違いとして挙げられます。

副業・複業としてのスタートや、未経験からの挑戦もしやすい反面、安定収入や福利厚生を重視する人にとっては慎重な判断が必要です。

不動産エージェントとして働くメリット・デメリット

不動産エージェントとして働くメリット・デメリット
不動産エージェントという働き方は、多くの魅力を持つ一方で、特有の課題やリスクも存在します。

ここでは、その両側面を詳しく見ていきましょう。

不動産エージェントとして働く上での主なメリット

不動産エージェントとして働く最大の魅力のひとつは、高い報酬率といえます。

成果が直接収入に結びつく歩合制が基本となり、一般的な不動産会社の正社員よりも格段に高い報酬率(仲介手数料の50%〜90%程度が目安)が設定されているケースが多くなっています。

自身の努力次第で、青天井の収入を目指せる点は大きな魅力と言えます。

さらに、働き方の自由度が高いことも魅力のひとつです。

業務委託契約に基づき活動するため、働く時間や場所を自分でコントロールすることができます。

満員電車での通勤や、決まったオフィスへの出社義務から解放され、自宅やカフェなど好きな場所で、自分のライフスタイルに合わせて仕事を進めることが可能です。

会社から課される厳しいノルマに追われるプレッシャーや、組織特有の人間関係などからも距離を置けるため、ストレスを軽減しながら働きたいと考える方にも適しています。

加えて、自身の興味や強みを活かし、特定のエリアや物件種別(投資用不動産、都心マンション、地方の古民家など)に特化して専門性を高め、独自のポジションを築くことも可能です。

不動産エージェントとして働く上での主なデメリット

最も大きなデメリットは、収入の不安定さといえます。

完全歩合制であるため、契約が成立しなければ収入はゼロというリスクが伴います。安定した固定給はなく、収入が自身の活動成果に完全に左右されるため、継続的に成果を出し続ける努力が必要です。

また、個人事業主として活動するということは、自己管理能力が不可欠であることも意味します。会社員であれば当然のように受けられる福利厚生(健康保険の会社負担、厚生年金など)は基本的になく、国民健康保険や国民年金への加入・支払いは自己責任となるため注意が必要です。

自分に合った不動産エージェントサービスを比較する際のポイント

自分に合った不動産エージェントサービスを比較するポイント
不動産エージェントサービスを選ぶ際は、単に報酬率が高いという理由だけで決めてしまうのは危険です。自分の経験やライフスタイル、目指す働き方に合っているかを、複数の観点から比較することが大切です。

以下のポイントをもとに、自身に最適なサービスを見つけましょう。

1. 報酬率と手取り額のバランス

報酬率が高く見えても、実際には手数料やシステム利用料が差し引かれるケースがあります。

そのため「実質的な手取り額」まで確認することが重要です。

また、報酬の支払いタイミング(即日・月末締めなど)も比較のポイントです。

2. 未経験・副業への対応可否

未経験者向けの研修やマニュアル、副業に対応した柔軟な制度があるかも、重要なチェック項目です。

表向きは「未経験歓迎」としていても、実務経験が求められるケースもあるため注意しましょう。

副業がOKでも、稼働時間や対応可能エリアに制限がある場合もあるため要チェックです。

3. 取り扱い可能な物件・対応エリア

会社ごとに得意とする物件タイプ(居住用、投資用、賃貸など)や対象エリアが異なります。

そのため、自分が活動しやすい地域やジャンルをカバーしているかを確認しましょう。

扱える案件の内容は収入やスキルアップにも直結します。

4. 業務支援やツールの有無

「営業に専念できる環境かどうか」は、収入にも働きやすさにも影響する重要な判断基準です。

書類作成や契約書チェック、重要事項説明書の準備といったバックオフィス業務には、多くの時間と手間がかかります。

これらを代行してくれるかどうかで、営業活動にどれだけ集中できるかが大きく変わります。

また、顧客管理や案件進捗を一元管理できるCRMツールの有無も、日々の効率に直結するため、比較することをおすすめします。

5. 月額費用や初期費用の有無

登録料や月額利用料が発生するサービスもあるため、費用面は必ず事前に確認しましょう。

特に副業や初心者にとっては、固定費の有無が参入のハードルになります。

無料プランや成果報酬型で始められるサービスを選べば、リスクを抑えてチャレンジしやすくなるため、サービス比較時に必ず確認しましょう。

おすすめの不動産エージェントサービスの特徴を比較

おすすめの不動産エージェントサービスの特徴を比較
上述の通り、不動産エージェントという働き方は一般的な不動産仲介会社と比較して大きなメリットをもたらします。

不動産エージェントでは自身の裁量で自由な働き方ができるため、働く時間を減らすことができるのはもちろん、ノルマや出社義務もないためストレスに配慮しながら働くことが可能です。

ここからは、そんな不動産エージェントサービスを展開しているおすすめの企業について特徴を交えながら紹介していきます。

  報酬率 登録費用 月額費用 取引形態
FINSTAR AGENT 最大90% なし なし 全て対応可能
KELLER WILLIAMS 最大70% あり あり 売買仲介がメイン
RE/MAX 50~80% あり あり 売買仲介がメイン
Three Arrows 80% なし なし 売買仲介がメイン
TERASS 75% なし なし 売買仲介がメイン
beberise 75~100%
※固定費あり
なし 月額3,300円(税込) 売買仲介がメイン

※2025年6月時点

それでは、各エージェントについて詳しく見ていきましょう。

FINSTAR AGENT

不動産エージェントのFINSTARAGENT

FINSTAR AGENTは株式会社フィンスターが運営する不動産エージェントプラットフォームです。2023年にサービスを開始とする後発ではありますが、着実にエージェント数を増やしている企業です。

FINSTAR AGENTでは報酬率最大90%をエージェントへ還元し、仲介だけでなく買取再販にも対応していることから不動産エージェントの成果に応じた高い報酬を得ることができます。

各不動産エージェントには実需や収益区分マンション、一棟収益アパートなどの分野別に特化しか経験豊かな専属マネージャーがサポートを行っています。

また、FINSTAR AGENTでは煩雑なバックオフィス業務などの作業をサポートチームが行ってくれるので、不動産仲介業務において非常に時間を取られてしまう書類作成などの時間を必要とすることなく、顧客への提案業務に集中することが可能です。

KELLER WILLIAMS

不動産エージェントのKELLER WILLIAMS(ケラーウィリアムズ)

KELLER WILLIAMS(ケラーウィリアムズ)は、アメリカに本社を置く世界最大の不動産仲介会社です。同社は世界54カ国以上に進出しており、不動産エージェントの在籍数は約19万人を超えています。

日本では、フランチャイズ加盟店として宅建業者がKELLER WILLIAMSブランドを運営しており、その加盟店に所属する形で不動産エージェントとして活動することができます。報酬率は最大70%で、ブランド力を活かした営業活動が可能です。

また、エージェント向けの学習プログラム「KWU」や専用CRMツールなど、スキルアップと業務効率化を支援する仕組みが充実しているのも大きな特長です。ただし、支店ごとにサポート内容や働き方が異なるため、事前確認は必須です。

RE/MAX

不動産フランチャイズのRE/MAX

RE/MAX(リマックス)は、アメリカに本社を置き世界最大規模の不動産エージェントサービスを展開する会社です。現在では世界中に8,500オフィス、およそ13万人のエージェントが在籍しています。

RE/MAXの特徴として、KELLER WILLIAMS同様、各所に事務所を構えている宅建業者がRE/MAXにフランチャイズとして加入し、看板を借りて運営が行えるようになっています。報酬率は50〜80%と幅があり、条件やサポート体制は加盟事務所によって大きく異なります。

また所属する事務所によって提供される業務サポートや商圏、対象物件などに差があるため、自分に合ったオフィスを選ぶことが非常に重要です。フランチャイズならではの多様性を活かし、自分の理想の働き方に近い環境を見極めましょう。

Three Arrows

フルコミッションのThree Arrows

Three Arrows(スリーアローズ)は2016年に設立された賃貸仲介・売買仲介・賃貸管理・宿泊業・民泊運用・簡易宿泊所運用・旅館運用・ホテル運用・マンスリー貸し・シェアハウス・スペース貸しなど様々な不動産関連事業を手がけている企業です。

報酬率は80%と高水準で、決済後3営業日以内のスピーディな報酬支払いを特徴としています。これは、資金繰りやキャッシュフローを重視する個人エージェントにとって大きなメリットといえるでしょう。また、希望に応じてバックオフィス業務のサポートやワークスペースの提供も可能となっており、活動環境の整備にも配慮されています。

ただし、具体的なサポート体制や営業可能なエリア、取り扱い物件の種類などは個別に確認する必要があります。独立性の高い働き方を目指す方は、自分に合った条件かどうかをしっかり見極めたうえで判断することが大切です。

TERASS

不動産エージェントのTERASS

TERASS(テラス)は2019年に創業された株式会社TERASSが運営する不動産エージェントサービスです。2020年からエージェントの募集を開始し、短期間で200人を超えるエージェントを抱えるなど、急成長を遂げている企業のひとつです。

報酬率は75%と若干低めではありますが、独自開発の業務管理ツール「Terass Cloud」などフルリモートを可能とする各種エージェントサポートツールを提供しています。これにより、煩雑な作業や事務処理の負担を減らし、本質的な営業活動に集中しやすい仕組みになっています。

なお、現在は「実需の仲介営業経験3年以上」を応募条件としており、未経験者の応募は難しい状況です。経験者向けの制度設計が中心となっているため、一定の実績を持つ方には特に適した選択肢といえるでしょう。

beberise

不動産エージェントのベベライズ

beberise(ベベライズ)は2013年に設立され不動産事業をメインにレンタルオフィス事業やブライダル事業など様々な事業を展開しているソーシャルイノベーション企業です。地域密着型のビジネス展開と多角的な事業領域が特徴です。

また求人に関しては一都三県限定ではあるものの不動産営業職経験不問で未経験の方も実地研修などをおこない、本業を持っている方の副業も歓迎をしているため、敷居はかなり低くなっています。

またバックオフィス関係のサポートも行っていますが、1か月3,300円の費用が必要です。実質的な報酬還元率は75~100%相当ですが、費用を含めた全体設計を理解しておくことをおすすめします。

理想の働き方と高収入を実現するならFINSTAR AGENT

不動産エージェントとして成功への道を歩むためには、ご自身の目標や働き方に合致したプラットフォームを選ぶことが不可欠です。

報酬体系やサポート体制、提供されるツール、そして企業文化など、様々な要素を比較検討する中で、「最大限の収益機会」「業務に集中できる環境」「未経験からの挑戦しやすさ」を求める方に、ぜひ注目していただきたいのがFINSTAR AGENTです。

業界最高水準の報酬率と充実のサポート体制

FINSTAR AGENTは、エージェントの皆様の成果に最大限報いるため、最大90%という業界でもトップクラスの報酬率を設定しています。

さらに、不動産取引において時間と手間のかかる契約書類の作成や重要事項説明書のチェックといったバックオフィス業務は、経験豊富な専門チームが全面的にサポートしています。

これにより、不動産エージェントは顧客への価値提供という最も重要な業務に集中することが可能です。

加えて、進捗管理やチームとの連携をスムーズにする独自開発の顧客管理システムも提供しており、効率的な営業活動を力強く後押しします。

未経験・副業からでも活躍できる環境

FINSTAR AGENTでは、「不動産業界は初めてだけど、エージェントとして活躍したい」「本業の傍ら、副業として不動産に携わりたい」といった想いに応える「TALENT AGENT」という働き方を採用しています。

業界未経験の方でも安心してスタートできるよう、経験豊かな専属マネージャーによる伴走サポート体制を整えています。

FINSTAR AGENTでは、不動産エージェントとしての具体的な働き方、報酬体系の詳細、そして実際に活躍しているエージェントの事例などを詳しくご紹介するオンライン説明会を随時開催しています。

不動産エージェントという働き方に少しでも興味が湧いた方、より詳しい情報を知りたいと感じた方は、ぜひ一度、お気軽に説明会にご参加ください。

まとめ

不動産エージェントは、従来の正社員とは異なり、自由な働き方と成果報酬による高収入が魅力の新しいキャリアの選択肢です。

未経験からのチャレンジや副業としてのスタートも可能で、スキルや努力次第で理想の働き方や年収を実現できる環境が整いつつあります。

その一方で、収入の不安定さや自己管理の難しさといったデメリットもあり、プラットフォーム選びは極めて重要です。

各社の報酬率・サポート体制・募集条件をしっかり比較し、自分に合った環境を見極めましょう。

中でも「FINSTAR AGENT」は、業界最高水準の報酬率と未経験・副業対応の柔軟な制度、そして実務に集中できる手厚いサポートを備えた注目のプラットフォームです。

これから不動産エージェントとしてのキャリアを始めたい方は、まずは情報収集から始めてみましょう。

気になる方は、FINSTAR AGENTの無料オンライン説明会への参加をぜひご検討ください。